チェーンの種類や特徴について

実はこんなに種類がある!ネックレスチェーンの種類や長さ、特徴を解説

  • ジュエルグラン

 

ペンダントのわき役に思われがちなチェーンですが、実は種類が豊富なことをご存じでしょうか。

いつものペンダントでも、チェーンを変えるだけで新しい発見があり、おしゃれの幅が広がります。

この記事ではチェーンの種類や使用される素材や特徴などを解説します

どんな素材があるの?

ジュエリーでは

  • ゴールド
  • プラチナ
  • シルバー

を使用したチェーンが主に使用されます。

ほかにもアレルギー反応が出にくいとされる

  • チタン
  • ステンレス

などもあります。

またブラス(真鍮)にゴールドメッキを施したものなど、多種多様な種類があります。

ゴールドメッキについては【K14GF(ゴールドフィルド)とは?変色するの?錆びない?気になる疑問を解決!】でも紹介しているのでご参照ください。

それぞれの特徴は以下の通りです。

ゴールド(金)

ジュエリー素材としてもっともポピュラー。

硬度を上げるためにほかの金属を混ぜて使うことが一般的。

この金属の種類や配分率によって色味が変わる特徴があり、それらは「カラーゴールド」と呼ばれます。

イエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールド、レッドゴールドなどカラーバリエーションが楽しめる素材。

ゴールドについては【イエローゴールドや18金YGとは何?意味や特徴、お手入れ方法】でも解説しているので、詳しくはこちらをご参照ください。

プラチナ(白金)

白金と呼ばれるように、シルバーと比べると落ち着いた白みのある色合いが特徴。

素材によっては長く身に着けていると変色や腐食など経年劣化が起こるものがありますが、プラチナは経年劣化に強いため、銀白色の輝きが長く続くのが特徴です。

この輝きが続くという特徴から「永遠」の象徴とされ、結婚指輪の素材として人気があります。

お手入れもしやすく、柔らかいクロスでこまめに拭くだけで長く輝きを保てます。

プラチナについては【プラチナジュエリーの刻印の意味や種類、読み方【ジュエリーの基礎知識】】でも解説しているので、詳しくはこちらをご参照ください。

シルバー(銀)

ゴールドやプラチナに比べるとお値段がお手頃なものが多いので気軽にファッションを楽しめます。

しかし変色しやすいため、身に着けた後は柔らかい布で服など、日ごろのお手入れが大切です。

(※変色を防ぐためにロジウムメッキを施している場合もある)

チタン

金属アレルギーの原因となる金属イオンが汗や水で溶けだしにくいため、金属アレルギーになりにくい素材として有名です。

軽く強度があり変質しにくいため、海や温泉でもそのまま身に着けることができ、お手入れの必要がほとんどありません。

強度があるということは「硬さ」があるといえるため、ゴールドやプラチナ、シルバーに比べると加工がしづらく、繊細なデザインの多いジュエリー素材として使われうことはまだまだ少ないです。

ステンレススチール

鉄にクロムやニッケルを混ぜた合金鋼。錆びにくく、強度があり、変質しにくい素材。

チタンと同じく金属イオンが水に溶けだしにくいため、金属アレルギーになりにくい素材のため、金属アレルギー対応のアクセサリー素材として用いられます。

素材としてはチタンよりもリーズナブルですが、非常に硬く加工しづらい素材のため、ステンレス製ジュエリーはまだまだ少ない。

チェーンの種類(デザイン)

 

ネックレスチェーンはチェーン環、コマ、リンクという部品を連続的につないだものになり、手作りのハンドメイドと機械づくり(マシーンメイド)があります。

  • あずきチェーン
  • 喜平チェーン
  • フレンチロープチェーン(ロープチェーン)
  • ベネチアンチェーン
  • ボールチェーン
  • フィガロチェーン
  • スネークチェーン

などがあります。

それぞれ印象が違うので、チェーン単体としてはもちろん組み合わせて身に着けてファッションを楽しむことができます。

それぞれのチェーンの特徴を紹介します。

あずきチェーンとは

あずきチェーンの写真

最もスタンダードなチェーンがこの「あずきチェーン」。

丸い輪をつなぎ合わせた見た目が小豆に似ていることから「あずきチェーン」とよばれるようになりました。

あずきチェーンはシンプルなデザインのためファッションの流行や、ペンダントトップのデザインに左右されず身に着けられるため定番のチェーンとして愛されています。

 

・丸あずきチェーン

丸い金具をつなぎ合わせたものを丸あずきチェーンとよびます。

丸みが強調されているため、よりカジュアルな印象が増します。

・角あずきチェーン

角あずきチェーンの写真

輪(コマ)が角ばったタイプを「角あずき」または「カットあずき」と呼びます。

角あずきは丸あずきよりもカットがある分キラキラ感が増すので、より華やかな印象を与えてくれます。

喜平チェーンとは

基本の喜平チェーンの写真

ネックレスだけでなく、ブレスレットや指輪としても人気の高いチェーン。

あずきチェーンと似ていますが、輪(コマ)を90度ひねり、さらに押しつぶしていため輪がすべて同じ面を向き、平べったい印象があるのが喜平チェーンの最大の特徴です。

ボリューム感があるため、幅が太いものは男性にも人気があります。

ほかのチェーンよりも純度や重さがあるものが多く資産価値が高いため、ファッションアイテムとしてだけでなく、資産としても人気があります。

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フレンチロープチェーン(ロープチェーン)とは

フレンチロープチェーンの写真

 

小さな輪を三重につなぎ合わせた見た目が、しめ縄のように見えるフレンチロープチェーン。

編み込まれたような繊細さをもちながらも、ボリューム感もあるため、ネックレストップをつける際は大ぶりのものと合わせると一層華やかな雰囲気になります。

フレンチロープチェーンの中には、カットを施した「フレンチロープチェーン」があります。

カットによって面が増えるため、キラキラと輝くためよりラグジュエリーさがプラスされます。

またロープチェーンには、金具の中が空洞(パイプのような構造)になった「パイプロープチェーン」もあります。

軽さがありながらもボリューミーでエレガントな印象が特徴です。

ベネチアンチェーンとは

ベネチアンチェーンの写真

 

ベネチアンチェーン(別名:ボックスチェーン)は、四角いパーツが縦と横に交互に組み合わさっているため、密度が高く強度が高いのが特徴です。

直線的でしなやかなフォルムが美しいベネチアンチェーンは、光が当たる面が大きいため、チェーンだけでも上品な輝きがあります。

シンプルなデザインなので普段使いから仕事使いまでシーンを選ばないのも魅力のひとつ。

ボールチェーンとは

ボールチェーンはかしめ構造によってつなぎ合わせたチェーンで、ボールチェーンはその名前の通り、ボールを繋げたようなデザインが特徴。

連なったボールが体の動きに合わせて揺れるので、あずきチェーンよりもキラキラ輝きます。

またコロコロしたシルエットが可愛い雰囲気があるので、カジュアルなシーンに最適です。

◆カットボールチェーン

ボールチェーンの写真

 

こちらはボールチェーンにカットを施したカットボールチェーンです。基本のボールチェーンよりも面が増えることで、より光を反射し、動きに合わせてキラキラと輝きます。

カジュアル感もありながら、上品な印象があるのでマルチに活躍してくれます。

フィガロチェーンとは

あずきチェーンや喜平チェーンは同じ形の輪(コマ)をつなぎ合わせているのに対し、大きさの異なるコマを交互につなぎ合わせたデザインのものを「フィガロチェーン」と呼びます。

長短2種の輪を使うため「ロングアンドショートチェーン」とも呼ばれます。

輪の大きさを変えることでアクセントが生まれ、華やかな印象になります。

スネークチェーンとは

ボールチェーンと同じくかしめ構造のスネークチェーンは、その名の通り蛇を思わせる、しなやかで柔らかな輝きが特徴です。

チェーンのパーツは楕円や丸、四角など様々で、形状によって印象も変わってきます。

目が詰まっている分、ボリューム感があるためチェーンだけでも首元を華やかにしてくれるので、普段使いはもちろんオフィスシーンにも映えるネックレスです。

ネックレストップを付けるのであれば、チェーンの印象が若干強いため、大きめなものを付けると良いでしょう。

チェーンの長さ別名称

ネックレスは大きく分けて「ショートネックレス」と「ロングネックレス」の2種類に分類されます。

さらに長さ別に
・ショートネックレス

チョーカー(35cm~40cm)

プリンセス(40~45cm)

・ロングネックレス

マチネー(50~60cm)

オペラ(70~90cm)

ロープ(100cm以上)

と細かく分類されます。

同じデザインのチェーンであっても、長さが違うだけで印象が全く変わりますし、似合う服装も変わってきます。

長さによる印象の違いについては【ネックレスの長さで印象が変わる!長さ別の名称と、似合うネックレスの選び方】で解説しているので、気になる方はそちらをご確認下さい。

まとめ

わき役のようなイメージを持たれがちなチェーンですが、種類が多く、しかもそれぞれ印象が全然違うので、いつものネックレスでもチェーンを付け替えるだけで新しい発見があると思います。

気分によってメイクや服を変えるように、ネックレスチェーンを変えてみるのもきっと楽しいでしょう。

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