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ネックレスとペンダントの違いって何?意外と知らないネックレスの基礎知識

  • ジュエルグラン

 

ペンダントやネックレス、プチネックなど、見ためはほとんど同じでも呼び方が違うのはなぜなのか疑問に思ったことはありませんか?

そもそもネックレスに名称が複数あることすら知らない方も多いはず。

 

ここではそんなネックレスの名称や違いを説明します。

 

ペンダントとネックレスの違いとは

 

首飾りのことをペンダントと呼ぶ人もいればペンダント呼ぶ人もいますが、何が違うのか気になったことはありませんか。

 

ペンダントとネックレスの呼び方の違いとして、ペンダントヘッド(飾りのこと)が付いているかどうかで変わってきます。

 

ネックレスの飾りがついている=ペンダント

ネックレスの飾りがついていない=ネックレス

という違いがあります。

ペンダントとは

 

ペンダントの定義のイラスト

 

ネックレスとペンダントの違いは、言葉の意味からも推察できます。

ラテン語を語源とするペンダント(pendant)は、「pend(ぶら下がる)+ ant(~もの)」を意味します。

 

“ぶら下がる”を意味するように、チェーンや革紐などに石などの装飾品がぶら下がっているデザインのものを「ペンダント」と呼びます。

 

この飾りの部分がチェーンと一体化して取り外せないものと、取り外せるものがありますが、後者の取り外せるようなものをペンダントと言います。

 

ペンダントのチャーム・飾りについて

 

ペンダントの写真1

 

ペンダントの飾り(チャーム)のことを「ペンダントヘッド」や「ペンダントトップ」とよびます。

 

 

このペンダントトップ(ペンダントヘッド)はさらに、

 

  • バチ環というチェーンを通す金具付き
  • バチ環がなく、本体にチェーンを通す部分をつけたもの
  • ペンダントトップそのものがチェーンを通すようなデザインになっているもの

 

の3つのタイプに分けられます。

 

バチ環については【ネックレスのバチカンってなんのこと? ローマにある国名ではありません!】で解説しているので、あわせてご覧ください。

 

そして、ペンダントトップが小ぶりなものを「プチ・ペンダント」とよびます。

 

 

プチ・ネックレスとネックレスの違いは

 

プチネックレスのイメージ写真

 

飾りのついていないネックレスとは違い、華奢なチェーンに小さなペンダントヘッド(飾り)が付いたペンダントを「プチ・ネックレス」または「プチ・ネック」と呼びます。

ペンダントヘッドが付いたものをペンダントと呼びますが、その中でも飾りが小ぶりなものを表します。

 

一粒ダイヤのネックレスや、小ぶりなモチーフデザインが多く、日常使いしやすいプチネックレスは、ネックレスのなかでも人気の高いアイテムです。

シンプルにそのまま身に着けてもかわいいネックレスですが、真珠のネックレスやチェーンネックレスなど、お手持ちのネックレスを重ね付けしてアレンジしても楽しいアイテム。

 

使い方次第でおしゃれの幅がぐっと広がるので、気になる方は【意外にかんたん!ネックレスの重ね付けでおしゃれに見えるコツ】もあわせてご覧ください。

 

ネックレスとは

ネックレスの定義のイラスト

 

ネックレスは英語で「Neclace」と書き、首を表す「Neck(ネック)」と紐を表す「Lace(レース)」が語源となっています。

 

直訳すると“首紐”となるわけですが、つまるところ首飾りの総称をネックレスとよぶのです。

 

しかし最近では、ペンダントとの違いを分かりやすくするため

 

  • ペンダントヘッド(ペンダントトップ)が付いているもの=ペンダント
  • ペンダントヘッド(ペンダントトップ)付いていないもの=ネックレス

 

とする場合もありますが、この覚え方でも問題はありません。

 

 

ネックレスの種類

 

ネックレスのイメージ写真

 

首周りに身に着けるアクセサリーやジュエリー全般を「ネックレス」といいますが、それだと幅が広すぎてしまいます。

 

そこで

 

・チェーンタイプ

・連タイプ

(真珠など石が連なったデザインのもの)

 

とさらに細かく分けて、呼び方に違いを持たせています。

 

チェーンタイプ

 

 

金属線を編んだタイプのものや、丸輪などの金属パーツを連ねたネックレスです。

 

チェーンタイプは

・あずきチェーン

・ベネチアンチェーン

・パイプロープチェーン

・オメガチェーン

 

など、さまざまな種類があります。

 

カジュアルな印象のものやエレガントなイメージのものなど、チェーンの種類によって大きく違ってきます。

 

くわしくは【実はこんなに種類がある!ネックレスチェーンの種類や長さ、特徴を解説】でも解説しているので、あわせてご覧ください。

 

 

連タイプのネックレスとは

 

ビーズタイプの石を連ねたデザインを連タイプとよびます。

真珠のネックレスやサンゴ、オニキスのような丸玉タイプの石を使ったネックレスが一般的です。

 

連タイプのネックレスは二連、三連などボリューミーなアイテムも多く、ぐっと華やかなイメージを与えてくれるため、お呼ばれシーンなどにおススメです。

 

 

【連タイプ:その1】ユニフォームタイプ

 

ユニフォームタイプのネックレスの説明

 

玉を連ねたタイプのネックレスを「連タイプ」とよびますが、その中でも玉の大きさが均一のものを「ユニフォーム」とよびます。一般的な真珠のネックレスはこのユニフォームタイプにあたります。

 

ユニフォームネックレスは、コンサバな印象があるので、フォーマルスーツやドレスなどと相性がよいです。

とくに真珠のユニフォームネックレスであれば、お祝いの席はもちろん、お悔やみのときにも使える万能ネックレスです。

 

そんな弔事でも使える真珠のネックレスについては、【お通夜や葬儀、お葬式でのネックレスに関するマナーと、真珠が選ばれる理由】でも解説しているので合わせてご覧ください。

 

 

【連タイプ:その2】グラデーションタイプ

 

グラデーションタイプのネックレスの説明

 

玉を連ねた「連タイプ」のネックレスの中でも、ネックレスの留め具から胸元にいくにつれ、だんだんと大きくなるデザインを「グラデーション」とよびます。

色や大きさがそろった真珠のグラデーションネックレスは、小粒でも華やかなイメージをプラスしてくれます。

連タイプの中でもグラデーションネックレスは特にボリュームがあって華やかな印象なので、シンプルなカットソーやニットや、ドレスとあわせると素敵です。

 

ペンダント・ネックレスとネックレスの違い

 

まれに「ペンダント・ネックレス」と表記される場合があります。

ネックレスとペンダントの違いとして、

  • ネックレス=首飾りの総称
  • ペンダント=飾り(トップ)が付いた首飾り

と説明しましたが「ペンダント・ネックレス=ペンダント」と考えても問題ありません。

実はペンダントとネックレスの意味は、厳密に定義されているわけではありません。

そのためペンダントのことを、「ペンダント・ネックレス」や「ペンダントタイプのネックレス」と表記する場合もあります。

レディース用とメンズ用の違いは?

デザインによって男性向けや女性向けで分類されることはありますが、何センチ以上がメンズ、それ以下がレディース…といった定義は特に決まっていません。

チョーカーとネックレスの違い

 

チョーカーネックレスを着用した女性の写真

 

ネックレスの種類のひとつに「チョーカー」がありますが、これは短い長さのネックレスのことを表します。

ネックレスに飾りがついていれば「ペンダント」、飾りがついていなければ「ネックレス」と呼び方が変わると説明しましたが、ネックレスは長さによって名称が変わってきます。

一般的によくみる、鎖骨部分にペンダント飾りが来るような長さのものを「プリンセス」と呼びます。

ネックレスの長さ別の名称や特徴については【ネックレスの長さで印象が変わる!長さ別の名称と、似合うネックレスの選び方】でも紹介しているので、そちらもご参照ください。

まとめ

 

ネックレスとペンダントの呼び方の違いは、ペンダント飾りがついているかついていないかで変わってきます。

なんとなく使っている言葉でも、意外と意味を知らないことって多いですよね。

ネックレスはチェーンの種類や長さによっても名称が変わってくるので、知ってみると奥が深くておもしろいですよね。