ネックレスを使おうと思い、ジュエリーケースを開けたそのとき…。お団子状に絡まってしまったネックレスが!?
「ほどこうとしても、どんどんかたくなってほどけない」
「イライラする」
と思った経験は誰しもあるでしょう。
ネックレスの絡まりを簡単にほどく方法を覚えて、ストレスから解放されましょう。
目次
チェーンが絡まる原因
ネックレスチェーンの一方が、もう一方に交差することでループ(輪っか)ができます。
そうするとループを切らない限り、どの方向にチェーンを動かしてもループにぶつかってしまいます。これが「絡まっている」という状態です。
このループを交差する前の状態に戻すことで、絡まりがほどけるのです。
あずきチェーンのような凹凸のあるネックレスが絡まりやすいのは、チェーンの凹凸が引っ掛かることでループが生じやすくなるためです。
チェーンが細く、長く、自由に動くスペースがあるほど絡まる可能性が高くなります。
アクセサリーケースや袋にチェーンをまっすぐ伸ばして収めていてもいつの間にか絡まってしまうことがあるのは、チェーンが動く充分なスペースがあるために、揺れや衝撃でチェーンが自由に動くために絡まってしまいます。
絡まったネックレスチェーンをほどく方法
お団子状になったチェーンをほどくため、無理に引っぱってしまうと思わぬトラブルが起こりかねません。まずは慌てず一呼吸おいてから、絡んだチェーンをほどいていきましょう。
どのご家庭にもあるちょっとした道具を使えば、チェーンをほどくことができます。
【ほどき方①】爪楊枝(つまようじ)を使う
[用意するもの]
・爪楊枝(つまようじ)2本
爪楊枝は1本でも問題ありませんが、2本で作業を行ったほうがやりやすいです。
[手順]
① 作業しやすい場所にネックレスを置く
机の上などの平らな場所に、絡まったネックレスを置きます。
このとき引き輪は外しておきます。外すことでゆるくなったコブからチェーンを抜きやすくなります。
② 爪楊枝でコブをとんとん叩く
絡まってコブ状になっている部分に、爪楊枝でやさしくトントントンと叩くように刺していきす。
挿すときの爪楊枝の振動でコブが少しずつゆるんできます。
コブが少しゆるんだら片方の爪楊枝でかたまっている部分を抑えながら、もう片方の爪楊枝でコブ状の部分をトントンとさしていきます。
こうすることでさらにコブがゆるんできます。
※振動を与えてコブをゆるめることが目的なので、トントンするときは力はほとんど入れなくてよいです。
③ ゆるんだコブからチェーンを抜く
コブがゆるんでループに少し空間ができたら、優しくそっとチェーンを引っぱってください。
かたくて引っぱれないようであれば、別の部分を引っぱってください。
あせって引っぱりすぎてしまうと、チェーンが切れたり、コブがかたくなったりします。いったん深呼吸をして心を落ち着かせ、そ~っと行うようにしてください。
またコブからチェーンを抜くときに引き輪がチェーンに引っ掛かりやすいので、プレート側から抜くように意識するとやりやすいです。
2~3を繰り返すと、絡まりがとれます。
絡まりがそこまでひどくなければ2~3分くらいでほどけます。
絡まりがひどい場合でも、落ち着いて根気強く作業を行えば5~10分くらいできれいにできます。
【ほどき方②】ベビーパウダーを使う
ベビーパウダーを使うやり方は、前述の爪楊枝を使うやり方と組み合わせると効果が高いです。
ただしネックレスの細部にパウダーが付いてしまった場合、水洗いを行う必要があるため、サンゴやエメラルドなど水洗いができない宝石には向かないのでご注意ください。
[用意するもの]
・ベビーパウダー
・新聞紙
ベビーパウダー方式は、1本のネックレスが単独で絡まっているときに特に有効です。
① 新聞紙を机の上に広げ、その上に絡まったネックレスを置いてください。
② ベビーパウダーをネックレスが見えなくなるくらい、たっぷり振りかけてください。
③ 団子状になっている部分に爪楊枝をさし、ふるふると振ります。
④ 団子がどんどん緩くなっていくので、あとは焦らずにほどいていきましょう。
⑤ ネックレスがほどけたら、しっかり丁寧に粉をふき取ってください。
ベビーパウダーの粉は非常に細かいため、チェーン滑りをよくしてくれるためほぐしやすくなります。
ポイントはベビーパウダーを「もったいない」なんて言わず、たっぷりと振りかけることです。
絡まってほどけなくなるストレスに比べると可愛いもの!どんどん振りかけましょう。
そしてほどくときに焦らないよう、ゆっくりと慎重にほどいていきましょう。
Q)ベビーパウダーがないときは?
A)小麦粉や片栗粉、重曹でも代用可能です。
ただし食品を使う場合
※肌の負担になる可能性
※アレルギー反応が出る可能性
があるのでご注意ください。
またほどき終わったネックレスはしっかり洗い、丁寧にふき取るようにしてください。
チェーンが絡まないようにするには
チェーンは「細く」「長く」「自由に動くスペースがある」という条件がそろうと絡まりやすくなります。
とはいってもチェーンの幅や長さは自由に調節がきかないので、絡まないようにするにはチェーンがなるべく動かないように収納することがポイントです。
ネックレスの収納方法については、【もう絡ませない。お気に入りのネックレスを長く使うための収納方法、保管術】で紹介しているので、ぜひ見てください。
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