ピアスをしていると「ピアスがいつの間にか変色している」、「ピアスに汚れが付着している」、「ピアスから嫌なにおいが・・・」なんてことはありませんか?
直接肌に触れるピアスは、掃除しないとどんどん汚れて劣化してしまいます。ピアスが汚れる原因は、汗や皮脂以外に、ファンデーションやヘアスプレー、ワックスや日焼け止めなどがあげられます。
これらの汚れがついたまま放っておくと、ピアスがくすんだり変色したりしてしまうため、しっかりとお掃除をする必要があります。特に夏は汗をかきやすく、日焼け止めも頻繁に使用するピアスが最も汚れる季節です。正しいお掃除方法を心掛けましょう。
目次
ピアスの掃除をしないとどうなるの?
ピアスは、数あるアクセサリーの中でも肌と触れ合っているいる部分が多く、もっとも汚れやすいアイテムです。生活するにあたって皮脂や汗、ファンデーションやヘアスプレー、ワックスなどが付着しやすい耳元は、雑菌でいっぱい。また、ピアスホールの内側にも汚れが溜まり、毎日の入浴や洗顔では落としにくく、より清潔な状態が保てなくなります。
清潔な状態を維持しないまま、ピアスを収めるとアクセサリーケースの中で汚れや雑菌が増えます。ピアスホールの炎症や膿みといったトラブルや、ピアス自体の変色、劣化へつながる可能性が。
常に清潔な状態でピアスを使いたいなら、丁寧なお手入れして長持ちさせましょう。
ピアスの掃除の仕方をご紹介
では、実際にピアスをお手入れする手順を説明します。
用意するもの
- 清潔なティッシュまたは、メガネクリーナーなどのやわらかい布
- 清潔なやわらかめの歯ブラシ
- 水を張った桶
- 中性洗剤
- 消毒用エタノール
- タオル
手順
1
ピアス汚れを拭き取る
清潔なティッシュやメガネクリーナーなどの柔らかい布でピアスについている大まかな汚れを拭き取ります。
この拭き取りだけは時間がないといってさぼらず必ず行ってから保管しましょう。
2
中性洗剤で汚れを落とす
ピアスを洗剤で洗う場合は、中性洗剤を使用します。
中性洗剤とはいわゆる食器を洗う洗剤で、なぜ中性洗剤がいいかというと酸性・アルカリ性の洗剤は洗浄力が強いため、変色・変質の原因になるからです。その点中性洗剤は洗剤のなかでも洗浄力の刺激が少ないためピアスの素材にも優しいからです。
水を張った桶に洗剤をつけたピアスを浸し、たっぷりの泡を作りながら優しく包み込む感覚で汚れを落としましょう。
ここで隙間汚れや細かな汚れも落としたいときはやわらかめの歯ブラシを使うとピアスを傷つけにくいです。
3
タオルで水滴をふき取り消毒
洗剤で洗ったピアスは、水で洗剤を綺麗に落とし清潔なタオルへ水分を含ませるようにして水気を取ります。
最後に、消毒用エタノールを含ませたティッシュで拭いてお手入れ完了です。
※シルバー系のピアスが黒ずんでいる場合は、汚れではなく硫化しています。
汚れだと思って無理に落とそうとするとかえって傷つけてしまいますのでご注意ください。
この場合は、シルバー磨き専用のクロスを使ってケアしましょう。
ピアスの種類別保管方法
ピアスの掃除が終わったあとに大切なのは正しい保管方法です。
正しい保管方法を実践すれば、ピアスの劣化を防ぐことができ長持ちさせることができます。
ここではピアスの種類ごとに保管方法を解説します。
スタッドピアス
ピアスの中でも一番イメージしやすいのがスタッドピアスではないでしょうか。ついこの形を多く持っている人がいると思います。
毎回ピアス専用のケースへ入れて、使う度にピアスとキャッチを取り外す、を繰り返すのは面倒です。そんな時には、指輪用のケースまたはスポンジを利用してみましょう。
お手入れし終わったピアスは指輪ケースのすき間へ入れるか、スポンジに小さな切れ目を入れるとすき間ができ刺したまま保管できます。キャッチはまとめて小物入れなどに収納すれば、取り出しが便利です。この方法は、ピアスの棒の部分が空気に触れにくいため、硫化によるピアスの劣化も防げます。
フックピアス
耳へ直接かけるフックタイプのピアスは、スタッドピアスとは違ってキャッチがないのでピアススタンドにかけておくのが便利です。取り出しやすく、見た目も可愛いインテリアになるので持っておくことをおすすめします。
最近だと100円ショップで取り扱っているところをありますのでアイテムを上手に活用して、賢くおしゃれに収納しましょう。
フープピアス、リングピアス
輪っかのデザインのフープピアス、リングピアスは片方ずつ保管しましょう。一緒に入れてしまうと石同士がすれて傷つけてしまうからです。細かく仕切られたケースに一つずつ入れましょう。
こちらも100円ショップでそろえることができます。
アメリカンピアス
一本の棒状になっているアメリカンピアスは両耳を一緒に重ねて保管すると絡まって取れなくなることがあります。
このタイプのピアスはフックピアスのようにピアススタンドにかけるか、細かく仕切られたケースに一つずつ入れて保管するようにしましょう。
ファーストピアスはお手入れすべき?
ピアスホールを開けたら感染のリスクを防ぐため1~2ヶ月くらいつけっぱなしにしないといけないファーストピアスですが、雑菌が増えたり腫れや膿みに対して不安を持つ方もいると思います。
しかし、ファーストピアスを開けた後の消毒は生傷のピアスホールを皮膚にするために必要な菌も殺菌するので不要なんです。
注意する点として必ず汚れた手や指で触らないようにしてください。手や指は雑菌でいっぱいなのでその状態で治ってないピアスホールに触れてしまうと傷から菌が入り感染する恐れが。
どうしてもピアスホールの汚れが気になれば入浴するときに、泡立てた石けんでピアス周辺を洗うだけで、消毒は十分です。
ピアスホールを開けたあとにピアスと皮膚がくっついてしまう可能性があるので、できるだけピアスを前後に動かした方がいいということをおすすめしている人もいますが、かえってピアスホールを傷つけてしまう原因となりますので何もしないでそっとしておきましょう。
ピアスホールが生傷から完全に皮膚になったら、ファーストピアスは処分しましょう。
先端がとがっているファーストピアスを使い続けているといつの間にかホール内を傷つけてしまい、炎症や膿みなどトラブルの原因になるため、ファーストピアスの再使用は必ずやめてください。
【ファーストピアスからセカンドピアスへ付け替える時に抑えておきたい5つのこと】でファーストピアスについて詳しく解説しています。合わせて読んでおきましょう。
期間別お手入れ方法
こちらではピアスのお手入れ方法を毎日する場合と定期的にする場合の紹介します。
ちょっとしたコツなので覚えておきましょう。
毎日のお手入れ
ピアスを外したら、柔らかい布でピアスを拭くことを習慣づけることが長持ちさせる秘訣です。アクセサリー専用のクロスや、眼鏡クリーナーなどがおすすめです。もしどちらもなければ清潔なティッシュでも代用可能です。ついたばかりの汚れは、軽く拭くだけで取り除くことができるのでめんどくさがらずお手入れしましょう。
定期的なお手入れ
毎日の布で拭いてお手入れをしても取れない汚れはあるものです。そんなときは目次の○○で紹介したお手入れ方法の手順に沿ってお手入れしてみてください。
万が一その方法を試しても汚れがきになったときはジュエリー専門店にいくと、超音波で洗浄する機械を持っているお店が多いので相談してみましょう。場所によっては無料でクリーニングをしれくれるところもあるのでおすすめです。
まとめ
ピアスを長持ちさせるためには正しいお手入れと保管方法が大切です。
お気に入りのピアスを大切にするためにも綺麗に保つことができれば愛着が湧いてきます。
正しい掃除方法と保管方法を実践してピアスを楽しみましょう。
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