あずきチェーンとは

あずきチェーンってどんなもの?特徴や魅力、選び方についてご紹介

  • ジュエルグラン

 

気軽に楽しめるファッションアイテムの一つ、ネックレス。

ハートモチーフや馬蹄モチーフなど、ペンダントトップにこだわる人は多いけど、チェーンを意識して選んでいますか?

 

この記事ではネックレスチェーンの数ある種類の中から、定番の「あずきチェーン」の特徴や魅力、選び方について紹介します。

この記事の概要は…

  • 小豆に似たパーツが連なっていることからあずき(小豆)チェーンと呼ばれる
  • 同じあずきチェーンでもパーツの形状は様々で種類が豊富
  • 流行や年代に左右されないシンプルさを持ちながら、程よいキラキラ感がある
  • シンプルな構造のため万が一切れても修理しやすい
  • よりオシャレに付けこなすなら1mmくらい幅があるものを選ぶと良い

アズキチェーンとは

 

あずきチェーンの写真

あずきチェーンはネックレス用チェーンの種類の一つで、コマ(輪っか)の形が小豆に似ていることから「小豆チェーン(アズキチェーン)」と呼ばれます。

あずきチェーンは楕円形のコマがスタンダードですが、コマのサイズや縦横比を変えものや、カットを加えたものなど様々な種類があります。

  • コマの角にカットを加えたものを「角アズキチェーン」
  • コマが横に長い「長アズキチェーン(またはロングあずき)」
  • コマが円形の「丸アズキチェーン」

など便宜上、形状によって名称が変わります。

あずきチェーンの特徴

正面を向いたコマと横を向いたコマが交互に連結しているのが特徴です。

小さなコマがキラキラと反射するので、繊細な輝きがあるのがあずきチェーンの魅力の一つです。

ちなみにあずきチェーンのコマにひねりを加えて、すべてが正面を向くようにしたものが「喜平チェーン」と呼ばれます。

あずきチェーンはシンプルな見た目なので、ペンダントトップ(飾り)と合わせたときに邪魔をせず、程よく引き立たせてくれます。

流行や年代問わず使えるチェーンのため、ネックレスチェーンの王道ともいえるチェーンです。

 

定番として「ベネチアンチェーン」も人気が高いのですが、こちらは密度が高く直線的に輝くのでスタイリッシュな印象が強いのに対し、あずきチェーンは交互に連結したコマとコマの細かな輝きが適度に抜け感があって、カジュアルな印象があるのが特徴です。

どんなファッションにも合わせやすいシンプルさがありながら、程よいキラキラ感があるので普段使いでも使いやすいチェーンです。

 

あずきチェーンは切れにくい?

 

ネックレスチェーンで多いご相談が、チェーンが切れてしまったという内容です。

たしかに繊細な作りのチェーンなどものによっては切れやすいものも。

 

ではあずきチェーンはどうでしょうか。

 

引っ張られた場合

チェーンが引っ張られたときに切れる理由を説明した写真

 

あずきチェーンは強い力で引っ張られたときに切れてしまう場合があります。

とはいえ留め具付近で切れていた場合、それはチェーンの仕様の可能性が高いです。

 

通常留め具とチェーンのコマを連結させるコマは簡単に外れないよう、ロー付けという接合処理が行われています。

しかしチェーンを身に付けた状態でどこかに引っ掛かってしまった場合、ケガや事故につながる恐れがあるため、留め具の引き輪側またはプレート側のどちらか片方はロー付けをせず、あえて切れるように製造されていることがほとんどです。

この場合コマを再度付ければよいだけなので、修理も比較的簡単で安価でできることがほとんどです。

 

そもそも切れにくいチェーンとは

 

チェーンの切れにくさは凹凸の少なさと、線形の太さである程度決まってきます。

 

凹凸が多いほど引っ掛かりやすく、ネックレスに負荷がかかりやすくなるため切れるリスクが上がります。

そのため同じあずきチェーンでも、丸あずきと角あずきでは角あずきのほうが凹凸がある分切れるリスクが上がります。

とくにチェーンが切れるシチュエーションとして、ネックレスチェーンがからまってしまい、無理に外そうとして強く引っ張ったときに切れてしまうことがあるので、絡まったときはいったん心を落ち着かせて、少しずつほぐすようにしてください。

 

角張っているチェーン、特に華奢なものは絡まりやすいので収めるときはご注意ください。

 

また地金の量が多いほど丈夫になって強度も出るため、線形が細いものよりも太いもののほうが切れにくいです。

 

定番のチェーンである「ベネチアンチェーン」と「あずきチェーン」で比較すると、凹凸がない分切れにくさではベネチアンチェーンのほうに軍配が上がりますが、いったん切れてしまうとベネチアンチェーンは修理が難しいというデメリットがあります。

 

また「ボールチェーン」と「あずきチェーン」で比較すると、一見凹凸が少なくボールの径が大きいためボールチェーンのほうが切れにくそうに見えますが、玉と玉をカシメ構造で連結している線が細いため、強い負荷がかかったときにこのパーツが破損して切れてしまいます。

 

そのためボールチェーンとあずきチェーンの見た目の幅がほぼ同じなら、カシメ部分の線がより細いボールチェーンのほうが切れやすいと言えます。

 

ひどく雑に扱わない限りめったに破損することはありませんが、万が一破損した場合、修理しやすいといった点であずきチェーンのほうが気兼ねなくお使いいただけると思います。

あずきチェーンの選び方

 

あずきチェーンを選ぶときは、幅のサイズに注目してください。

ペンダントトップとセットで付いているあずきチェーンは、0.6mm~0.8mmと比較的華奢な場合がほとんどです。

 

スキンジュエリーとしてさらりと身に着けることができますが、身に付けたときに違和感を感じるようであれば、お肌に同化しすぎてしまっている可能性があるので幅を大きくしてみると良いです。

 

太すぎてもゴテゴテしたイメージになってしまうので、標準的な体型の方であれば1mm幅くらいのものを選ぶと良いです。

 

ネックレスをよりオシャレに付けこなすには、実はネックレスの長さも重要なポイントです。

 

がっしりした体型の方や、ぽっちゃりさん体型の方は幅が太いものを選ぶと体型カバーの効果がありますが、長さのあるものを身に付けるだけでも見た目がすっきりとするので、チェーンにこだわることはおしゃれにおいて意外と大切です。

 

ネックレスは付け方次第で気になる体型をカバーすることもできるますが、そのポイントについては【ネックレスの長さで印象が変わる!長さ別の名称と、似合うネックレスの選び方】で紹介しているので合わせてご覧ください。

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