金の結婚指輪

金の指輪が持つ意味とゴールドの指輪を選ぶ上での注意点。金運アップや仕事運にも関係が。

  • 肇高崎

 

金の指輪が選ばれる理由は? ゴールドが持つ意味と特徴

結婚指輪やジュエリーにおいて、美しく価値の高い金は根強い人気を誇っています。
一方で、指輪の素材として金を検討している方の中には「プラチナの方が定番だから安心かも?」「金の指輪を使いこなせるか心配」とためらっている方もいらっしゃるようです。

金はプラチナやシルバーに比べると個性的な色合いをしており、また種類も多いため、特徴を詳しく知ってから購入するのがおすすめ。
金の指輪に少しでも惹かれた方に向け、多彩な金が持つ意味や性質をまとめました。

金は他の素材とどう違う?

指輪には金以外の素材が使われることもありますが、他の金属と比較しても金には優れた特徴がいくつもあります。
金が指輪に使われる背景について見ていきましょう。

金が持つ性質

金は非常に安定した金属で腐食や劣化が起こりにくく、その美しい輝きを長く保つことができます。
また、加工も容易でさまざまな色・形に変化させることができるため、ジュエリーとして適した素材と言えるでしょう。

加えて、熱・電気の伝導率も高いため、装飾品のみならず工業品としての価値も高いのが特徴です。
希少性も相まって価値が高く、資産として金を購入する方も多いです。

一方で、純金は加工が簡単な分柔らかいという特徴があり、硬度が必要な物を作る際は他の金属を混ぜて強度を増す必要があります。
傷や変形が起こりやすい指輪も例外ではなく、ほどんどの金の指輪が合金です。

金に込められた意味と歴史

他の多くの金属と違って金は自然に存在するままの状態で美しく、加工も簡単にできます。
そのため人類は紀元前3000年頃から金を利用することができ、非常に長い歴史を共にしてきました。

金の希少性や錆びることのない不変的な性質、そして太陽のように明るく高貴な輝きから、古来より人は金を永遠の富や権威、豊穣の象徴として扱い、現代でも変わらず装飾品や資産として多くの人が金を好んでいます。

風水などにおいても金は幸運を呼ぶアイテムとされ、金を身に着けることで金運UPや願望成就、気力回復や行動力の向上に効果があると言われています。

金の指輪のメリットとデメリット

金は美しさや耐久性においてとても優秀ですので、指輪の素材としては申し分ないです。
しかし、購入後に「やっぱり違う素材の方がよかったかも?」と思ってしまうのがお買い物。
購入後も満足して指輪を使うために、事前にメリットとデメリットを知っておき、納得した上で選びましょう。

希少性と美しさは◎ 金の指輪のメリット

金は言うまでもなく魅力的な素材です。
他の金属と比較したときの金の魅力を具体的にご紹介します。

・世界的に認められた美しさ
金は装飾品としての歴史が長く、世界中で人気のある素材です。
オーソドックスでありながらも主張のある色合いは、手元を一際輝かせます。

・カラーバリエーションが多い
プラチナの色味は白銀一択ですが、金は合金の種類によってさまざまなカラーバリエーションがあります。
温かみのあるピンクゴールドや明るいイエローゴールド、シルバーやプラチナに似たホワイトゴールドなど、純金の色が苦手な方でも好きな色を選ぶことが可能です。
好みや肌の色、ファッションに合わせることができるのは非常に魅力的です。

・プラチナより安いことが多い
金と同じく耐久性が強く安定した金属であるプラチナも人気の素材ですが、プラチナの方が希少性が高いため金の方が安く購入できることが多いです。
金の色味が好きな場合は金を選んだ方がお得と言えます。

・価値が高く値崩れしにくい
金よりプラチナの方が希少なため購入価格は金の方が安い傾向がありますが、資産価値として安定しているのは金と言われています。
金は世界的に貨幣や資産として認知されているため値崩れにしくいようです。

プラチナの方が扱いやすい? 金の指輪のデメリット

結婚指輪の素材で人気を二分しているのが金とプラチナです。
日本ではプラチナが、欧米では金がより人気のようです。
金もプラチナも非常に指輪に適した金属であり、どちらを選ぶかは好みの問題と言えるのですが、参考までにプラチナと比較したときの金のデメリットを見ていきましょう。

・色味が独特
金とプラチナの大きな違いはその色味です。
金は美しく主張する独特の色味である一方でプラチナは主張しすぎないすっきりとした色をしており、非常に好みが別れる部分です。

・混ぜ物の種類に注意が必要
金もプラチナも変色しづらく日常生活で扱いやすい金属ですが、強いて言うなら共に合金の状態で指輪にされることが多いため、混ぜ物によって違いが出てきます。
どちかと言えば金の方が変色の原因となる混ぜ物が使われやすく、その場合は定期的なお手入れが必要です。

・プラチナの方がダイヤモンドの白い輝きが映える
ダイヤモンドの大きさを重視する欧米人と違い、日本人はダイヤモンドの質(カットや内包物や黄味のなさ)を重視する傾向があります。
そのため、ダイヤモンドにこだわった場合は良質で小粒なダイヤモンドの色や輝きが際立つプラチナが選ばれることが多いようです。

指輪に使われる金属の特徴や性質についてはこちらもご覧ください。
こちらの記事では金・プラチナに加え、シルバーやその他希少素材も取り上げています。
⇒指輪の材質はどうちがう? 素材別の特徴と選び方

「金」と言っても一種類じゃない! 色や含有量をチェックしよう

金の指輪は基本的に合金であることが多いため、金の割合や割金(混ぜ物)の種類をチェックして購入することが大切です。
金の種類についてご説明します。

K24、K18、K14、K10……金の割合によって価値や硬さが変わる

金を使った素材は純金の割合によって区別され、基本的に24分率で表記されます。
具体的には純金を「K24(24金)」とし、金の含有量が75%のものを「K18(18金)」、58.5%のものを「K14(14金)」、41.6%のものを「K10(10金)」と表記します。

金の含有量が下がれば当然価値も下がるのですが、デメリットばかりではありません。
割金が多くなるほど硬度や加工性も増すので、指輪にする場合は合金の方が扱いやすくなります。
繊細なデザインの指輪や、指輪に強度を求める場合は純金に近いものでは不安です。
指輪を購入する際はバランスの良い配合の素材を選ぶことが大切です。

ピンクゴールドやホワイトゴールド、イエローゴールドって? 割金で変わる性質

金と混ぜられる金属の種類によって、指輪の性質が大きく変わります。
特徴的なものをチェックしてみましょう。

・ピンクゴールド
メインの割金は銅で、ピカピカの銅特有の柔らかく温かい、日本人の肌になじみやすい色をしています。
女性に人気が高い素材ですが、錆びやすい銅が使われているため変色には注意が必要です。
また、色味の調整のために硬度の高いパラジウムが含まれていることにより、サイズ直しが少し難しくなることも。
長期間つける結婚指輪に使用する場合は、以上の点を踏まえて購入しましょう。

・イエローゴールド
割金に銅と銀を同程度配合し、純金に近い色合いを持たせた素材です。
純金に比べ少し明るい印象なのが特徴です。
こちらも銅と銀が使われているため割金の量によっては定期的なお手入れが必要ですが、強度が高くかなり扱いやすい素材です。

・ホワイトゴールド
銀やパラジウムを配合することで、金でありながらプラチナのような色合いをした素材です。
より色を白金に近づけるためにロジウムコーティングがされていることが多く、コーティングが剥がれた際はメンテナンスが必要です。

割金にはさまざまな金属が使用されます。
金属アレルギーのある方はニッケルなどのアレルギーを起こしやすい割金が入っていないか確認しましょう。

金の指輪はどんな人におすすめ?

金の指輪の指輪をおすすめしたいのは以下のケースです。

・金の色味が好き
・存在感のある指輪を選びたい
・定番すぎない結婚指輪にしたい
・カラーバリエーションを楽しみたい
・海外でも人気のものを購入したい
・運気が上がるものを身に着けたい
・長年使えるものが欲しい

美しい金の指輪に魅力を感じたら、ぜひ候補に入れてみてくださいね。