ネックレスをつけていると、後ろにあるはずの留め金具がいつの間にか前のほうに回ってきていてちょっぴり恥ずかしい…という経験はありませんか?
ネックレスが回ってしまう原因と防止方法を解説します。
目次
そもそもなぜネックレスがずれるのか
ネックレスが回りやすい人もいれば、そうでない人もいます。
その違いが何か解説していきたいと思います。
トップの重みと留め具の重みのバランスの問題
ペンダントが回る理由のひとつに、ペンダントトップ(飾り部分)よりも留め金具が軽く、重さのバランスが悪いことがあげられます。
留め金具が軽いと、走ったり激しく動いたときに金具がずれやすくなり、バランスの重心がずれてしまいどんどん手前に回ってしまいます。
ネックレスが上がってくるのはトップが軽いせい?
ネックレスが上がってくる原因のひとつとして、ペンダントトップが軽すぎることが考えられます。
ペンダントトップよりも留め金具の重量が大きいと、少しずつ留め金具に引っ張られてネックレスが上がってしまうことがあります。
ネックレスがずれるのはなで肩のせい?
ネックレスを付けていると首の後ろに下がってきてしまい、いつのまにかチョーカーのようになってしまうことはありませんか。
そんな人は「なで肩」が原因になってしまっていることがあります。
ネックレスチェーンが肩のラインに沿って、左右に流れるため、上がってくるように見えてしまいます。
普段からリュックがずり落ちたり、服の肩ひもがずり落ちたりすることがある人はネックレスが上がりやすい傾向にあります。
実は怖い。体のゆがみが原因?
そんなに体を動かしていないのに気が付くと回っている…。ということはありませんか?
そんな経験のある人は、ネックレスではなく体のゆがみが原因で、ネックレスが回ってしまっている可能性があります。
人の体は左右非対称でもともと多少ゆがんでいるのが普通ですが、頬杖をつく・足を組む・バッグを片方の肩ばかりで持つ・スマホを長時間使う…といった日常生活のクセによって、片方の肩の高さが変わり、それによって体が傾いてバランスが悪くなることでネックレスが回ってしまいます。
体のゆがみがひどくなると、肩こりや腰痛、冷え性になりやすく、さらに冷えは生理不順の原因になったり生理痛をひどくなったりするため、女性にとっては本当に切実な問題ですよね。
もしも「ネックレスがよく回るし、冷え性かも~」と思い当たる節があれば、整体師や医師など専門の方に相談してみてください。
そうはいっても、整体に行くにもお金もかかるし時間もかかる。
私はこのネックレスを今すぐ使いたいんです。
というお悩みのあなたに今からとっておきの方法をご紹介します。
ネックレスが回る場合の対策方法
ネックレスが回ると見た目に違和感が生じるし、いちいち直すのも面倒だし、かといって回らないように気を付けていられないし…と地味にストレスになりますよね。そんなわけで、かんたんにできるネックレスの回転防止方法をご紹介します。
お手持ちのアイテムでネックレスのずれを解決する方法
ジュエリー販売員直伝の、お手持ちのアイテムですぐにできるとっても簡単な防止方法です。
用意するもの
お手持ちのネックレス用アジャスターまたはブレスレットを1本(理想はチェーンタイプ)
(上記のものがない場合ネックレス用チェーンでも代用可能です)
まずはブレスレットをネックレスの留め金具に取り付けてください。
ネックレスチェーンの場合は、長さがあるため背中にあたるのが気になると思うので、写真のようにループ状に取り付けるとよいでしょう。
取り付けたアジャスターチェーンを服の中(首のうしろ)にそのまま垂らしてください。
留め金具側に重さをプラスさせることで、後ろで安定させることができるので、ネックレスの留め具が前に回ってしまうことを防止できます。
あくまでこれは応急処置的な方法なので、お時間のあるときにアジャスター(長さ調節用のチェーン金具)を購入しておくとよいと思います。
おしゃれなアジャスターはたくさんあるので、見えない部分までこだわる素敵なレディーを目指したいですね。
ネックレスを互い違いに付ける
2連ネックレスのように、ネックレスを重ねて付ける場合に効果的な方法です。
ネックレスAの留め具をネックレスBに、ネックレスBのネックレスAに取り付けます。
見た目は2連ネックレスですが、こうすることで一本の長いネックレスになるので回りにくくなります。
ネックレスの重ね付けは一見難しいように思えますが、慣れないうちは地金の色をそろえたり、チェーンの種類を同じデザインにして世界観をそろえるとおしゃれに楽しめます。
重ね付けのコツについては【意外にかんたん!ネックレスの重ね付けでおしゃれに見えるコツ【保存版】】でも紹介しているので合わせてご覧ください。
チャームを付ける
ネックレスの留め金具にチャームを取り付けて、金具側の重さを増やすという方法です。
ネックレスチャームを取り付ける場合、丸カンとよばれる輪っかの部分をヤットコを使って開いてから取り付ける必要があります。
自分でやってみよう!という方は【ネックレスのチェーンが切れた!修理費用は?直せるの? そんな疑問を解説】で解説しているのでぜひご覧ください。
自分で取り付けるのはハードルが高い…という場合は、小さいサイズのカニカンチャーム、ネックレス用に引き輪金具を取り付けるという方法もあります。
便利グッズを購入する
ネックレスの回転防止用の便利グッズがネットで販売されていたりするので、そちらを購入するのもおすすめです。ネックレスの引き輪(留め具)金具に専用アイテムを取り付けて、服に取り付けるだけなのでアジャスターよりも確実にネックレスの位置をキープしてくれます。
ネックレスがずれる場合の防止方法
ネックレスが上に上がってきて、気が付いたらチョーカーのようになっていた…ということがある場合、次のような対策方法があります。
アジャスターチェーンを付ける
アジャスターチェーンで長さを足すという方法です。
ネックレスのペンダントトップ側と留め金具側の重心バランスが原因で後ろにずれる場合は、アジャスターチェーンを足してペンダントトップ側に重さを足すことで後ろにずれにくくなります。
またなで肩の方や姿勢によってはどうしても後ろにずれてしまう場合もあるので、後ろにずれることを見越してあえてチェーンを長くするという手もあります。
アジャスターによっては留め金具側が重くなってしまうので、シースルーチェーンなど軽いものを選ぶようにしましょう。
トップよりも軽いチェーンに変える
プチネックレスのような小さなペンダントトップの場合、ペンダントトップ側と留め金具側の重量バランスが原因のため、チェーンを軽いものにすることでバランスが取れて後ろにずれにくくなります。
服の上からネックレスを付ける場合
タートルネックやハイネックなど襟の高さがあるお洋服にネックレスを合わせると、チェーンを服の中に垂らす…といった回転防止策が使えません。
そんなときはネックレスの留め具部分とお洋服を安全ピンで留めると良いです。
洋服を着てから安全ピンで留めると針でけがをする可能性があるので、事前にネックレスと洋服をピンで留めるようにすると安全です。
アップスタイルで安全ピンを使うとピンが見えてしまうので、髪を下したヘアスタイルがおススメですが、アップスタイルはブローチを使うと可愛いです。
どうしても改善しない場合
上記の対策方法でも回ったりずれてしまう場合は次のような方法あります。
ジュエリーの修理屋さんにお願いする
プロの職人にネックレスが回ってしまう悩みを相談してみるのも一つの手です。
留め金具の交換や、ネックレスのリフォームなど、プロならではの解消方法が見つかるかもしれません。
近くのジュエリーショップで修理やリフォームを行っているか相談してみたり、お近くにお店が無い場合はインターネットでジュエリーの修理を行っているお店を探してみると良いです。
体のゆがみを矯正する
医師や整体師など専門家に相談して、体のゆがみを矯正することで原因を根本的になくすという手段です。
ゆがみの矯正には時間がかかってしまいますが、ゆがみは腰痛や肩こり、冷え性の原因になるともいわれているので、ネックレスの回転防止以上のメリットが期待できるかもしれません。
いきなり整体や医療機関に相談することに抵抗がある場合、日々の生活習慣の癖を見直したり、ゆがみに効果のあるストレッチや体操を行ってみてもいいでしょう。
まとめ
毎日のおしゃれに取り入れやすいネックレスだからこそ、回らない方法を知っておきたいですよね。
せっかく気に入っているネックレスなのにすぐに回ってしまって気分が下がる、なんてことにもならないよう対策を活用してみてはいかがでしょうか。
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