ドイツが誇る奇跡の希少石！コバルトブルーが美しく輝く『アウイナイト』の魅力

コバルトブルーが一層目を引く瑠璃色の宝石『アウイナイト』

ずっと見ていたら吸い込まれそうな美しい輝きを放ちます。

ドイツのみで産出される幻の希少石『アウイナイト』の魅力

アウイナイトの魅力は何といっても、独特で鮮やかな美しいコバルトブルーの輝きを持っているという点です。

空気までも変えてしまうほど冴えわたるブルーの存在感は見る者の心を虜にし、吸い込まれるような輝きには不思議な魅力を感じます。。

宝石質のものは世界でただ1箇所、ドイツのアイフェル地方メンディッヒでしか産出されません。

あまりにも産出が少ないため、採掘そのものが行われておらず、まさに希少石中の希少石といえるでしょう。

またアウイナイトは比較的柔らかい宝石のため、カットすることが非常に難しく、世界最高のカット技術を持つドイツのごく一部の研磨会社でしかカットすることができません。

世界的な展示会でもアウイナイトは出会うことが珍しいため、まさに「幻の」希少石といえるでしょう。

アウイナイトの石言葉

アウイナイトの石言葉は、「過去との決別」「高貴」「情熱」です。

新しい環境、新しい生活への一歩を踏み出すとき、住み慣れた環境、慣れ親しんだ世界からの別れも必要になります。そんな時、そっと優しく背中を押してくれるようなパワーをくれるのがアウィナイトです。

過去からの開放を司り、新しい自分、より高い段階への自分に生まれ変わるため、過去へのこだわりや執着心を解き放つ力があります。心の中にあるさまざまな思いを一つ一つ丁寧に整理して、昨日までの自分と決別する勇気を与えてくれます。明るい未来への出発をサポートして、古い価値観や邪魔なこだわりなどを取り払います。

また、今が苦しくて逃げ出したというときにも、やる気を起こしてくれる石です。新しい自分への変化を受け入れるプロセスの中で、自分の落ち度に気づいてしまって落ち込んでしまう気持ちを優しく包んで、浄化してくれます。

強い浄化作用があり、持っている人はゆるぎない信念が求められます。自分の非を認め、受け入れる覚悟が必要で、また、それを受け入れる手助けをしてくれます。

「気持ちがもやもやする」というときや、「なんだか元気がでない」というときにも、気持ちを整理して、動き出す勇気を与えてくれます。

青い石に特徴的な、興奮した心を鎮め、冷静さを取り戻させる力も持っています。

アウイナイトの歴史

『アウイナイト』という名前はこの宝石の発見者の名前が由来となっています。この宝石はドイツ人鉱物学者である、『R.J.Hauy（アウイン）』氏が初めて発見したため「アウイン」と呼ばれたそうです。それが由来で『アウイナイト』という正式名称になったのですかね。因みに『アウイナイト』の発音は『アウィナイト』と『イ』は小さく発音するそうです。

アウイナイトの正式名称はアウィンです。1807年、イタリア南部に位置するソンマ山のヴェスヴィオ火山の中で、フランス人鉱物学者のR.J.アウィンが発見したことにその名にちなんだためです。なお、アウイナイトの発音は「アウィナイト」のようになります。

アウィンは冬至鉱物学・宝石学の先駆者的存在でした。「現代結晶学の父」とも呼ばれるほどです。ちなみにフランスで確立したメートル法の制定にも寄与している人物です。

アウィンはラピスラズリの一部に分類されます。和名は瑠璃で知られるラピスラズリは、一つの鉱物ではなく複数種の鉱物の集合体です。しかしながらこれまで確認されているラピスラズリよりも透明感があり、宝石質であることが特徴です。さらに、強いネオンのコバルトブルーを発する様は、どの宝石とも違った得も言われぬ魅力を有します。

アウイナイトの価値

アウイナイトは非常に産出量の少ない宝石としても有名で、ダイヤモンドよりも産出量が少ないことから、とても希少価値が高い宝石と言えます。

実は高価で有名なダイヤモンドと比較しても同じ重量の物ではアウイナイトの方が高額になることもしばしばあり、1ctで100万円以上の値段が付きます。

産出量の少なさはもちろん、アウイナイトの稀少価値を高める理由の一つとして、加工技術の難しさも知られています。というのも、実はこの宝石は非常にもろく傷つきやすいのが特徴で、加工途中で割れてしまうことも。宝石の硬さを示すモース硬度は6以下と水晶よりも低いため、研磨することが難しくジュエリーに加工するには精緻な技術が必要となります。こうして、限られた技術者のみが作成出来るこのジュエリーは1ctで100万円以上の価格が付くこともあるほど高価なものとして扱われています。

コレクター界ではお目にかかることが難しいことから「幻の宝石」と呼ばれ、話題になっております。